また『あの男の子』がいる…。意外な場所での再会【香港でストーカー!?の話②】 by ムチコ
ページ: 1 2
※2019年、香港に住んでいた頃のお話です。
◆前回のお話
子連れの友だちをホームで待っていた人物は…【香港でストーカー!?の話①】
【ホームにいる…】
「どうしよう、あの男の子、まだホームにいる…」
別れたばかりの美人ママからのラインに、びっくりして立ち止まりました。
「大丈夫⁈」
香港の電車は5分刻みほどで目まぐるしく次の電車が来るので、何十分も電車を待っているとは考えられません。
「しかもこちらチラチラ見て来る。怖いんだけど」
明らかに美人ママを待ち伏せしていたようです。
「一緒に電車に乗って来たらどうしよう」
美人ママの動揺が伝わってきます。
それもそのはず、美人ママの最寄駅である隣の駅は、最終駅でした。
しかも開発中の土地で、駅付近には美人ママの暮らすマンションしかありません。もし一緒についてこられたら、高確率で住んでいる場所までわかってしまいます。
「とりあえず、電車乗らずにホームで待っておくってのはどう⁉︎」
なんとも頼りないメッセージを送信し、返信を待つ間ドキドキしましたが、少しの間返ってこず、
しばらくしてからピロンとLINEがきました。
「電車乗ったよ〜!結局、電車には乗ってこなかった!」
その男の子は、電車には乗らず、ホームで美人ママを見送ったそうです。
(電車に乗らずホームにいるというのもおかしな話ですが)私はひとまず安心し、その日は帰路につきました。
それからワンオペ育児の慌ただしい日々が過ぎていくなかで、もともと印象に残らない顔だったのか、私の記憶力が悪いせいなのか、
その男の子のことは私の記憶からすっかり消し去っていました…。
※次ページに続きます。
下のページナンバーをクリックしてください!!
ページ:
1 2
★フォローしてムチコさんの最新記事をチェック!
本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。