誤飲で病院を受診すると…?! ~次男の場合~【我が家の幼児期事件簿③】 by きたぷりん
前回の続きです
前回どういう話だったかというと…↓
ボタン電池のケースだけが次男の傍にある!?
探してもボタン電池は見つからない!
事態は急を要する!
【病院へ】
当時歩いていける距離に病院があり、ちょうど昼前で診療時間内。割とすぐ診察を受けることができました。
もし口に入れているかわからないときはレントゲンでの確認とのことで、私も一緒にレントゲン室に入り撮影。
お医者さんの診断は…
幸いどこにも電池らしい影は見当たりませんでした。
これで口に入れた可能性はなくなりましたが、結局ボタン電池は見つからないまま…。
子供のオモチャってボタン電池を使うものもあるので、保管にはもっと注意しなければと反省しきりでした。
この一件で再度、家の中の危険箇所チェック!
当時、扉は開けられないように取っ手を外したりしてたなぁ。
とはいえ、危険は家の中だけではありません。
【外出先での飴】
ある日都内まである子供向けのイベントに行った帰り道の事。
すっかりあたりは薄暗くなり早く駅に向かおうと急いでいると…次男が疲れてお腹もすいてぐずりそうになっています。
とにかく先を急ごう、そう思って飴を包みから出し歩きながら手渡しました。
と、次男が…!
飴をのどにつまらせた!
困った!こんな時どうするの!?
待ってたら溶ける!?
その前に窒息しそうだ!!
頭の中がぐるぐるなって、気づいたら次男を逆さに抱っこして背中を叩いていました。
飴、無事口から排出ー!
ほんとに怖かった・・・!
【子供の窒息事故】
我が家の子供達が小さいころ、こんにゃく入りゼリーでの窒息事故が話題になっていましたが、それ以外の普通に口にする食品でも実は窒息事故は多く起きています。
平成29年の消費者庁の発表には、医療機関ネットワークに寄せらせた236件の窒息事故情報の窒息事故の原因となった食品は、飴、菓子類(飴除く)、果実類、豆・ナッツ類となっています。
豆・ナッツなどは3歳まで食べさせないよう割と浸透しているような気がしますね。でも飴やお菓子も実は多いんです。
また同じ発表で厚生労働省の窒息死事故についても書いてありました。
平成22年から26年の5年間で14歳以下の子供の窒息死事故623件のうち食品によるものは103件。(87件が6歳以下)その内訳は下記の通りです。
菓子類(マシュマロ、ゼリー、団子など)…11件
果実類(りんご、ぶどうなど)、パン類…5件
パン類(ホットドッグ、菓子パンなど)…4件
肉類(焼肉、唐揚げなど)…3件
その他の食品(餅、寿司、チーズ、そうめんなど)…8件
原因となる食品不明…72件
思った以上に多岐にわたっている…!
年齢によって与え方も工夫をしていかないといけないし、普通の食事でもいろいろ気にしてしまいそうです…。
ただちょっとした工夫や声かけで誤飲のリスクは下がると思います。
この消費者庁のレポートには予防のポイント、応急手当の方法について書いてあるので気になった方はぜひお読みになってください。(背中の叩き方とかも詳しく載っています)
↓
食品による子供の窒息事故に御注意ください![PDF:399KB] - 消費者庁
私がこの飴事件以降気を付けたのは「食べる時は意識させる」ということでした。
口にものを入れる時は、必ず座って食べることを意識させる。
遊びながら歩きながら食べることはしない。
どんな食べ物でも起こる危険があるなら、それを排除するんではなく、誤飲にならないための練習が必要だと思ったからです。飴は親が知らないところで食べるかもしれないですからね。
と、そんな風に意識して育てても、実は次男は中高生になってもよくご飯や肉をのどにつまらせてました…。
次男は舌を吸う癖がずっと抜けなかったし、これは口の中の動きのくせもあるんじゃないかなと私はひそかに思っています(調査対象3人)。
赤ちゃん期に拾い食いに困ったけど成長とともに誤飲しなくなった長男。
拾い食いはほとんどしなかったけど食品の誤飲疑惑が大きくなっても続いた次男。
同じ兄弟でも気を付ける事はいろいろ違うものでした…。
以上、我が家の誤飲シリーズが皆様の参考になれば幸いです。
◆今までのお話はこちらから
★カプセルトイの誤飲~長男の場合~【我が家の幼児期事件簿①】
★あれ、電池はどこ?子供のそばに電池ケースだけが落ちている?!~次男の場合~【我が家の幼児期事件簿②】
作者:きたぷりんさん
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