しんどい…!泣きながら母にした電話【貧乳母の母乳育児④】 by ぺぷり
すくパラ倶楽部をご覧の皆さま、こんにちは。
おませな6歳娘と、自由人の4歳息子を育ているずぼら母のぺぷりです。
「貧乳母の母乳育児」第4回目です。
【初めての胸の張り】
妊娠中も、出産してからも、乳腺の発達を感じられず悩んでいた私でしたが、
入院4日目にしてはじめて、「胸の張り」というものを経験しました。
いや、「胸の張り」なんて生易しいものじゃなく、触るだけで痛む岩のような胸に突然変異を遂げたわが胸・・・。
おそらくタイミング的なものだと思いつつも、すっかり「お祝い膳様様!」気分の私でした。
ただ、とにかく痛い・・・仰向けはまだ痛みはマシだけど、横向きすら痛い。胸に何かがあたるだけで「いっつ・・・」と冷や汗が出るほどで、地味に結構辛い。
ああでもないこうでもないと寝る体勢に悩んでいると、娘が泣きだしました。
嬉々として娘を胸元にあてがう。
これまでは欲しいのに足りなくてグズグズいっていた娘に、やっと満足させてあげられる!そう思いながら・・・。
【上手くいかない授乳】
娘は、母乳に吸い付こうとするものの、固い乳輪がすべってなかなかしっかりくわえ込めないようでした。
たしかに育児本にも、授乳の時には乳輪あたりのやわらかさはとても大事で、もみほぐして飲みやすいようにしましょうと書いてあったような気がする・・・。
焦ってもみほぐそうとするも、激痛が走り思うようにできません。
飲もうとして少し吸い付き、すぐに滑って口が離れて・・・それを繰り返し、ついに娘は泣き出してしまいました。
【激痛のおっぱいマッサージ】
どうしたらいいのかわからず助産師さんに相談すると、「ちょっとマッサージしてみましょうかね!」とのことだったので、お願いしました。
その後、あまりの激痛にのたうち回るとも知らずに・・・。
先ほど少し力が加わっただけでも痛んでいた胸を、ゴリゴリとマッサージされて平気なわけがありません。
陣痛とは痛みの種類が違うけど、どちらも非常に耐えがたい激痛で、情けないながらもずっと涙を流しながら施術してもらいました。
ひとしきりマッサージをしてもらい、少し柔らくなった母乳でしたが、まだゴリゴリした芯があるし、触っただけで痛いのには変わりない。
【目が覚めるほどの痛み】
夜だったのでそのまま眠りについたものの、数時間後にはまたガッチガチに岩化した母乳の痛みで目が覚めました。
娘に飲ませようと試みるものの、再び固くなった母乳に上手く吸い付けなくなっていました。
また、あの地獄の母乳マッサージを受けないといけないの・・・?寒気がしてきました。
おそるおそる助産師さんに相談してみると、「一度自分で搾乳してみましょう」とのことだったので、胸をなでおろしました。
【搾乳】
ただ、この搾乳が時間がかかるかかる!
胸は張っているものの、乳腺が詰まっているのか、はたまた私の絞り方が悪いのか(痛いので手加減していたのかも)、ぽたぽたとしかでない・・・。
時間をかけて哺乳瓶に搾乳し、一瞬で飲み干され、また搾乳・・・。
搾乳のスピードがあまりに遅くて、絞っても絞っても、どんどん作られるのか、胸の固さは増すばかりでした。
また、ずっと不自然な姿勢で搾乳を続けたため、肩もガチガチ。
【母への電話】
一体なんなの?やっと母乳をあげられるようになったと思ったのに、こんなに大変なの?
ずっと胸に激痛爆弾(固い母乳)をかかえたままで、抱っこも満足にできそうにない。
子どもを産んだら、自然に母乳育児が始まると思っていたのに、やっとでるようになったと思ったら今度は搾乳に追われてる。
母乳育児を続けるのって、実はものすごく大変なことなのかも・・・。
目の前が真っ暗になりました。
夫に相談し、搾乳機を買いに走ってもらいましたが、そのころにはまた新たに作られた母乳でパンパンになった胸を絞りながら、泣きながら母に電話をかけていました。
つづく
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~貧乳母の母乳育児~
作者:ぺぷりさん
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