小学生に教えた「世の中の残念な大人」の存在【小学生のいじめ⑪】 by 林山キネマ
前回のつづきです。
Aちゃんのお家でトラブルがあり、堪えきれなくなった息子は飛び出して帰ってきました。
そして家にいた私にどうしたらいいか相談してきたのです。
ちゃんと謝罪が必要だとしたら、そのような対処をしなくてはいけません。
しかし…
【相手のしたことは「やりすぎ」では?と思うように感じ…】
人それぞれ育った環境は違います。
「いい大人もいれば、悪い大人もいる。」
環境に恵まれれば、こんなことは大人になるまで話さなくてよかったのかもしれません。
でもうちはそういう状態ではありませんでした。
【小学生の息子に教えた「世の中の残念な大人」の存在】
テレビで報道されているように世の中には犯罪を犯す大人がいる、それは遠い別の世界ではないということ。そこまで悪くなくても、子供に対していい感情を持っていない大人がいるということ。
それを知っておくように。
そして親しくない大人に会った時は、その人がどんな人か気を付けないといけないということを…この日ちゃんと話しました。
もし遊びに来た未成年の子供がお家のものをダメにしてしまったなら…私なら(弁償が必要な場合は)その損失分を親に請求し、子供には同じ間違いをしないように言います。
しかし、子供だけを追い込んで精神的ストレスを過剰にかけるのは「やりすぎ」だと感じます。
私はこちらも謝るけど、その「やりすぎ」な行為についてAちゃんのお爺ちゃんにも謝罪して反省してほしいと思いました。
これは、やられたからやり返したい、納得いかない、そんな理由からではありません。
【子供の心に傷が残ったらという不安があって…】
心の傷、トラウマが後々に残ってしまうのではないかという不安。
ひょっとしたらこのせいで、大人になっても苦しむことになったら後悔してもしきれません。
早い対応に出るべきだと考えたのです。私は夫が帰ってきてからしっかり対処を決めようと思いました。
もう一度Aちゃんのうちにお菓子を持って謝罪しに行き、それから、謝らせ続け家に帰さなかったことについて話し合ってみようかと考えてました。
今度は以前の④のときのような「はぁ」というような対応で済ますわけにはいかない!『息子のためにも、息子に向かって謝罪させてやる』、くらいの意気込みでいました。
【しかし話をしてみると、私の考えと違った息子の気持ち…】
しかし、どうしたいか息子に聞いてみると…
「大人同士がケンカしてるのを見たくない」と疲れた様子で言ったのです。
私はハッとしました。
納得いかないのは「私」、息子は「もうなかったことにしたい」のです。
正確にはこれ以上長引かせたくなかったのかもしれません。
長引いた、小学生の頃の息子とAちゃん、そしてAちゃんの家族を巻き込んだトラブルのエピソード…
次回で一応、トラブルは完結です(その後のことも一回、追加で書けたらと思います)。
近所に住んでいて子供の年齢も一緒…そんな共通点があるお互いの家庭ですが、
Aちゃんの環境と私たちの環境はどれほど違ったのか…背景を色々考えつつ
次回、最後どんなふうに収まったのか、書いていきます。
☆次回に続きます
◆今までのお話はこちらから
~小学生のいじめ~
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★登校班のトラブル?息子が何をされていたか?【小学生のいじめ③】
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作者:林山キネマさん
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