油と涙と乳腺炎と~胸に抱えたばくだん岩~【ロード・オブ・母乳②】 by 伊藤海歩
すくパラNEWSしくじり育児をお読みの皆様、こんにちは。
先月より記事を掲載させていただいております、伊藤海歩と申します。
茨城県在住・山形県出身のド庶民アラフォー主婦で、同じくアラフォーの夫と小学生の娘がおります。
ブログで家族・夫婦・育児・ごはん・その他(漫画やテレビ、買い物、庭など)、日々のいろんなことを書き綴っております。
今月もおひとつ
さてさて。
前回の〆の辺りで「授乳にも慣れてきた生後6ヶ月頃、乳頭亀裂以上のトラブルに見舞われた」とお話いたしましたが。
【そのトラブルの正体、それは乳腺炎でした】
乳腺炎には
・急性うっ滞乳腺炎(授乳期、乳腺に母乳が溜まったり詰まったりして起きる)
・急性化膿性乳腺炎(細菌の感染による)
の2種類があるそうですが、私の場合は前者でした。
幸いなことに発熱までは至りませんでしたが、それでも胸がパッツンパッツン超えてガッチガチに張って、もう涙目になるほど痛い痛い痛い痛い痛(以下略)。
乳房が丸ごとしこりになったというか…
何事にもトロい私の乳腺がやっと母乳育児に慣れてきたことと、離乳食が始まって娘の飲む量が減ったことが理由かな?
需要と供給のバランスが崩れちゃったんだろうなあ…と、この時点では思っていました。
昔からトロさは自覚していましたが、
あと、母方の親族の女性陣がどちらかというとあまり母乳出ない派だったので、
と思い込んで、乳腺炎対策を全くしなかったどころか、ぶっちゃけ概念すらロクに知りませんでした。
自分が母乳を出せるように、しかも長く多く出せるようになるとは露ほども思わなかったのです(母乳マッサージは一応していた)。
胸のサイズと母乳量に因果関係がないと知ったのは、産婦人科での受診後でした。…あほです…。
そういえば、父が尿路結石にかかったことがありまして。こちらも地獄の苦しみだったそうです。
体内に石ができるのと人体の一部が石化するのと、どっちが痛いんだろう…どっちもだろうな。体に異物、それも石ですものね。
【病院へ】
というわけで私は、産院ではなく妊娠初期にお世話になった個人医院の産婦人科に駆け込みました。
こちらでは分娩は取り扱われていなかったため、別の大きな産院に紹介状を書いていただいて移った経緯がありましたが
前回の記事やその他諸々で(これらについてはまた別の機会に)産院に不信感を抱いてしまい、最初の産婦人科では母乳外来も兼ねられていましたのでこちらを受診した次第です。
先生の診療と看護師さんの処置のお陰で、
これで万事解決!一件落着!よかったよかった、めでたしめでたし!天晴れ!!
…とは問屋が卸してくれませんでした。
そして気が付くと、私は月に何度も石化の術に呪われる体となってしまいました…。
看護師さんにアドバイスを頂いたとおり、兆候が出たら冷やしたり娘に吸ってもらったりしているのに!一体なぜだあああ!!
疑問に思いながら通院する内に、私は原因に気付きました。
【それは、油でした】
どうも私の乳腺は、油っこいものを食べると乳腺炎を起こしやすくなるタイプだったようです。
…とりあえず、甘い物じゃなくて本当によかったです。若い頃から大の甘党なので。
その後、油を控えた食事を心がけるようにしてやっと乳腺炎から解放されました。3ヶ月くらいかかったかな?
人一倍痛みに対してビビりでヘタレな私にとって乳腺炎は、陣痛や親知らずの抜歯と同じくらい大魔王レベルの痛さ苦しさやるせなさでございました…。
次回は卒乳についてお送りする予定です。
どうぞよろしくお願いいたします。
◆前回のお話はこちら
看護師さんに聞いてもダメ?!そんな私を救ってくれたひみつ兵器 ~乳頭亀裂はつらいよ~【ロード・オブ・母乳①】
⇒作者:伊藤海歩さん
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