私の中に植え付けられたの呪い【嫁姑戦争を見て育ったために、自分も姑と仲良くできなかった話①】 by 白目みさえ
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私は四国の田舎出身です。
当時母のようにフルタイムで働いている女性は珍しかったと思います。
母は子どもがなかなかできず(今思えば姑のストレスのせいだと思いますが)
仕事を辞めろと言われたり、イヤミを言われたりしていたようです。
そしてやっとできたと思えば「女」だったことで、さらにまた色々言われる羽目になったんだとか。
わが家は名家でもなければ、由緒正しい家でもなく、ごく普通の一般家庭で何も「継ぐ」ものなどないのですが…。
魔女(祖母)は自分が「男を2人も生んだ!」という自負があるためか、かなりしつこくそこを突いてきたそうです。
【魔女の呪いはジワジワと…】
どのくらいすごかったかというと、当時「羅刹の家」というドラマが流行ってまして。
姑役の人の行動を見て「うちのことかな?」と思いました。ほぼほぼわが家。
ドラマになるほど「ひどい」ことだったんだとショックを受けたことを覚えています。
ちょうど世間でも「嫁姑問題」が取りあげられるようになったので、母も「話していいんだ」と思ったのかもしれません。
思えば母は家の中に誰も味方がおらず、ずっと我慢していたのでしょう。
私もずい分大きくなっていたので、長年にわたって蓄積した愚痴を一気に聞かされました。
◆魔女の言動(一部)
・世間体が悪いから孫を保育園には入れるな(当時田舎ではこういう風潮でした)
・私が面倒をみてやるから、シッター代を払え(昼食代・諸経費は別途請求)
・(弟が生まれるまで)女なんか役に立たない。よそにあげてしまえ
・(弟が生まれてから)ひとり生んだくらいでエラそうにするな
・(その後妹が生まれると…)不要な食い扶持を増やしてどうする
・私の言うことを聞け。預かってやってる子どもがどうなっても知らないぞ
・子どもを見ておいてやるから仕事を休んで大姑の介護をしろ
このほかにも「嫁は実家に帰るな」「男に家事をさせるなんて言語道断」「なにを差し置いても嫁は私の言う事を聞け」(←自分は大姑の言うことは聞いていない)などなど。
さすがにここまで完璧に「クソ姑」になってくれると、こちらも「あの人がおかしいんだな」と思うことができたのが救いです。
義母は超がつく「孫バカ」です。まったく魔女のような人ではありません。
結婚してしばらくは離れて住んでいたのでさほど気にならなかったのですが、
長女出産時に私が仕事を辞めたこともあって義実家付近に引っ越すことになりました。
「姑と近くに住むことになる」
結局これがスイッチとなり、私の中に魔女が植え付けた呪いの数々が私を蝕むことになったのです…。
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