相続相談にモラハラ夫が同席!本音を話せない妻(後編)【ママ行政書士の相続遺言相談室⑥】 by まえだあい

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毎回まるで自分のことのようにしゃしゃり出てくるご主人だなあと思ったら、そういうことでしたか。

既に気が大きくなって付き合いのある人たちに調子のいい話をしているそうです。

俺が稼いだ金で生活できているんだから、お前の実家の相続財産も当然俺が全部管理する、という考えなんでしょう。

モラハラここに極まれり。衝撃的な価値観。

確かに、お姉様より多く相続したところで、あのご主人が喜ぶだけなら意味がない。

 

夫婦の共有財産とは、婚姻期間中に夫婦で協力して形成した財産を言います。

婚姻後の夫婦それぞれのお給料や、それを元に掛けた保険や投資、ローンで購入した自宅など、すべて夫婦共有の財産となります。

たとえ妻が専業主婦だったとしても、家庭を守っているからこそ仕事に専念することができているとし、共有財産とみなされます。

 

一方で、実家の相続で得た財産というのは、婚姻していてもしていなくても、いずれは取得できたものであるため、夫婦共有財産となりません。

このような相続財産や、婚姻前から所有していた財産を特有財産と言います。

 

 

離婚届を持ち歩いているのを見てびっくりしたのですが、恨み日記を10年も書いている奥様は、日頃から溜め込みやすい性格なんだろうなあと思います。

確かに、いくら法律が特有財産であるとしていても、全権力を夫が握っているようなモラハラ家庭では、奥様が何を言っても全く通用しませんよね。

ご主人に異を唱える(いや、正当な主張なんですけど)には離婚も覚悟するくらいの勇気がいるということなんでしょう。

 

結局、お姉様とは円満とはいかなかったものの、きっちり半分に遺産分割することができました。

ただし、ご主人には協議が難航しているなどと言ってお金が入っていないことにしているみたいです(笑)

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作者:まえだあいさん
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