「お姉ちゃんだから」と言われ続けた私は今…【呪いの言葉⑤~最終話~】 by CHIHIRO
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だけど、私は祖母の事が大好きでした。
毎日忙しく働く母の代わりに私を育ててくれた、言わば「育ての親」が祖母でしたから。
そしてお姉ちゃんだから色々怒られるのではなく、第一子がすることは親にとって全部初めてなので、私の父親も色々と心配していてピアスの事やバイトの事を怒っていたんだと思います。
責任感の強い父や祖母でしたから、自分がしっかり育てないとという気持ちが強いあまり、「お姉ちゃん」の「私」に当たりが強くなってしまっていたのかもしれません。
思い返せば、私も長男に対してそんなことが多々あります。
でも決して長男の事が嫌いというわけではないのです。
お腹に命を宿し、生まれたときから狂おしいほど大切な存在ですから。
最後に、
長男には「お兄ちゃんだから」と呪いの言葉をかけるのではなく、「さすがお兄ちゃんだね」と声かけをしています。
お兄ちゃんとして、大切な存在で、自信を持ってほしいからーーーーー。
「お姉ちゃんだから」「お兄ちゃんだから」と言われ育った方々へ。
もしかしたらその言葉も、親の精一杯の愛情だったのかもしれませんーーー。
拙い文章ですが、伝わるものがあると嬉しいです。
読んでくださってありがとうございました!
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