思いがけない言葉にパニックとなった1歳半健診の相談室【長女ななの発達の話⑧】 by まめすけ

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1歳半健診での娘の様子が
「1歳前後のお子さんが平均的に出来ることの半分くらい」であることを告げられ、

1歳の半分ということは、知能が6ヶ月ということ!?
丸々1年も遅れているの?
と、単純計算で驚いてしまい、

今この場所での数種類の動作の結果による単純計算ではなく、
発達の度合いを調べる場合は、改めてきちんと検査をすることになるので
お母さん落ち着いてくださいと、宥められました。

 

そして、言語の先生にもみていただけることになりました。

耳の機能の問題で聞こえていない場合もあるのでとのことでしたが、
新生児聴覚スクリーニング検査で特に問題が無く、
この後複数の先生にみていただき、
聴覚の異常は見受けられない結果となりましたことは先に書いておきます。

 

他人の手をクレーンのように持ち上げて自分の動作の代わりとすることは
「クレーン現象」と呼ばれるもので、

「自閉症のお子さんによくみられる行動であるが、
健常でも言葉の発達が遅いお子さんにもしばしばみられる行動」
と、説明を受けました。

 

この時点でのななは、他の動作や様子も加味したうえで、
クレーン現象もあり、
自閉症の可能性も考えたほうがいいかもしれないことを言われました。

 

私が当時住んでいた地域の1歳半健診では、
じっくり相談も希望の場合は最初から個室への案内だったため、
こういったストレートな伝え方をしていただけたのかもしれません。

当時の私は、発達障害について詳しく知らなかったうえ、
「発達」もおそらく「体の発育」のように解釈してしまっていて、
視野を広く持てていなかったように思います。

この時にハッキリとストレートに言っていただけたおかげで、
ななの療育のために早急に動くという行動を選べたように思います。

 

5個目の積み木を一生懸命積もうとしているななの横で、
言葉の意味や、漢字までしっかりメモを取らせていただいて、
この後の相談と担当の保健師さんへの連絡の橋渡しやら
細やかなフォローをしていただけたのですが、

肝心の、専門の先生にみていただけるという機会は
やはり順番待ちで、最初は半年後と言われ、
後日電話で「空きが出来たのでいらっしゃいますか」と
時期を3ヶ月後に早めていただけたのでした。

 

※このお話は、現在6年生の長女の、1歳半当時のことです。
1歳半健診での保護者への伝え方は、現在と方針が違うこともあるかもしれません。
個室相談の有無も地域によって違うかもしれません。
10年程前のお話ですこと、ご了承いただけますと幸いです。
私の記録をもとに、当時言われたことをそのまま記載しています。

 

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⇒作者:まめすけさん
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