なぜ長男は発表会に出られなかった?先生達と話し合いの場で言われたことは…【長男が生活発表会当日、緊張で出演できなかった話⑤~最終話~】 by 寺中
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次男や三男の事に気を取られ、
長男に寄り添う時間を持たず、遅刻ギリギリに気持ちが整う間もなく、発表会に送り出してしまった私が悪かったこと…。
コロナ対策で控え室を数箇所に分けており、先生の配置場所が増え、1グループにつく先生の数が少なかった為に、長男にだけ付きっきりで気持ちを立て直してあげることができなかったこと…。
また、長男の気持ちの変化に気づくのか遅くなってしまい、本番直前に「出られない」と言われ、対応が間に合わなかったこと…。
長男は緊張している事を先生に「しんどい」と伝えてしまい、園側も「もし体調不良なら無理をさせていいのかどうか」の判断が行いにくかったこと。
低年齢の、泣きながらでも舞台に立たせる子達とは違い、キチンと自分の意志を言葉で伝えられる年中さんの本人の主張を尊重してくれたということ…。
もっと長男が自分の気持ちを自分の言葉で伝えられていたら、また違った結果になったかもしれないということ…。
いろんな原因が重なってしまい
今回、「ダンスに出演できなかった」という事態になってしまったのは本当に残念でした。
当時の私はそんな長男の事を心配しつづけ、園の先生や地域の子育て相談の専門職の人から話を聞いたりしていましたが、決まって
「失敗した後にすぐ立て直して挑戦できたことがすごい!」
「発達は、何も問題なく成長するより、そうやって悩んだり失敗しながら成長する子の方が伸びるよ!」
と前向きな答えが返ってきて、当時の私にはこの言葉がいまいちピンとこず…。
本当に大丈夫なのかな?また同じこと繰り返さないかな?と不安に思っていたのですが…。
月日は流れ、心配しつつも年長さんになった長男の事を見守っていると…
まじめで完璧主義だった長男は、日常のちょっとした失敗でも顔面蒼白になり、この世の終わりみたいな顔で落ち込んでいたのですが、それが徐々になくなり「そんな事もある、大丈夫や!」と自分に言い聞かせ、すぐに気持ちを切り替える事が出来るようになってきました。
また、「失敗しても大丈夫」と思うことで過度なプレッシャーを感じにくくなり、緊張も以前ほど感じなくなったようです。
年長クラスに進級した長男に、年中の生活発表会から半年後、初めての大きな発表の場が訪れました…。
長男は自分に暗示をかけるように
「大丈夫、大丈夫」
と言い続け、運動会当日…
緊張に打ち勝ち、同級生と一緒に出場する事ができました。
正直、わたしは何もしていません。
ママのスキンシップがなくても、長男は自分の力で自分なりに緊張の乗り越え方を身につけ、色んなことに挑戦していく強い子へと成長中であります。
ご拝読ありがとうございました。
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