3ヶ月健診で『母親失格』と言われた私に先生がかけた衝撃の言葉【きちんと書いておけばよかった…母子手帳の話④~最終話~】 by 花森はな

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「覚えてない」ということは

「心配することはなかった」ということ

 

この言葉は衝撃でした。

 

確かに息子も娘も言葉が少し遅くて、
特に娘は「2歳までに話せないようなら『ことばの教室に…』」と
まで言われていました。

そのことはよく記憶に残っていますし、記録もしています。

ノロになった、インフルエンザになった、
熱生けいれんを起こして救急車に乗った、
就学時健診であんなことを言われた………

心配だったことは全て覚えていました。

 

 

厳しい言葉を覚悟した私に対して、
先生は優しい言葉をかけてくれました。

 

母子手帳を書いていなかったことで
「母親失格」と言われたわたしの呪いが
するすると解けていくようでした。

 

今読み返してみると、
母子手帳って成長の記録でもありますが、
これを書いておけば、あの頃の子供が
蘇る記憶の鍵みたいなところがあって。

あの頃の私にはそれを書く余裕も
数年後に書いたそれを楽しむ気持ちが
自分に生まれるなんて想像もできなくて。
目の前の育児に精一杯で、
ある意味ちょっと鬱状態だったのかなと思います。

だからこそ書いておけばよかったと
今読み返して思います。

「好きな遊びはなんですか」とか
「はさみを上手に使えますか」とか
質問の内容がいちいちかわいくて
それをちゃんと見ているはずなのに、
書いていなかった為に取りこぼしてしまったことが
とても悔しすぎるのです……。

代わりに、という訳でもないですが、
息子や娘のカウンセリング時の内容、
受けた支援や対応、先生とのやりとりは
ほとんど書面で残すようになりました。
今の先生方はきっと私のことを
メモ魔と思っていることでしょう…笑

 

最後まで読んでくださってありがとうございました!!

 

 

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