『宿題を忘れたらちゅ~します』と先生が明言。翌日、宿題を提出するように言われて…【温厚な教頭先生の裏の顔 中編】 by あん子

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と拍手をし出し

 

 

先生はその後、終始

機嫌が良かったことを覚えています。

何も起こらなかったことに

私もホッとしました。

 

放課後になり

友達と下校中

私は、友達に教頭先生の話を切り出しました。

 

「昨日の教頭先生の言ったことって…。」

 

 

 

 

小学校に入学し、いろいろとわかることがありました。

 

小学校は勉強に加えて家庭科などのお裁縫や料理、そして保健体育など

子どもが社会に出て困らない程度の必要最低限のことを教わります。

 

ですが

それだけではなく

学校という集団生活を送っていると

教師と生徒という関係性には統制をはかるため、そして大人と子どもという関係性から教師は絶対的な存在であったこと。

 

なかには、理不尽に怒り出す先生もいましたし

それに対して反抗するとさらに怒られ、

なぜかクラスのみんなを巻き込んで

連帯責任だと

説教時間が放課後まで続くという

恐ろしいトラップをかましてくる先生もいましたし

お気に入りの生徒だけをひいきし態度をあからさまに変える先生もいました。

子どもの前では恐ろしく怖いのに

保護者の前だけニコニコ変貌する

仮面でもつけているのかな?という二面性がある先生もいました。

 

小学生あるあるかもしれませんが

そんな理不尽な先生に対して

つい先生いじりをしてしまうこともありました。

それは、抑圧された生活の中で自分の精神を守るためのひとつの手段だったのかもしれません。

これは何十年も前の私が小学生だった頃の話なので

今は大きく変わっていることだと思います。

大きくなって分かることなのですが

教師という仕事は責任ある仕事で

想像以上に多忙なんですよね。

頭が下がります。

 

しばらくはクラスのみんな

宿題を忘れずに提出していました。

ですが…

 

 

つづく

 

 

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