幼い頃、男の子と遊んでいても常にジェニーちゃん人形を持ち歩いていたワケ~外付けの女の子~【ママのジェンダーふわっとしてるよ②】 by ワンタケ

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以上「外付けの女の子」でした。

 

【外付けの女の子】

 

お人形を大切にする私を見て周囲は「女の子らしい」と思ったかもしれません。
でも実際のところはそうではありませんでした。

「女の子として可愛いジェニーちゃん」といつも一緒に居る事で、女の子らしさは全てジェニーちゃんに任せる事ができたのです。

髪型を変えてあげて、かわいい服を沢山着せてあげる。
ジェニーちゃんが女の子らしいと、私の中には不思議な平穏がありました。

 

私はいつもジェニーちゃんをカゴに入れてご近所を闊歩し、遊び相手が見つかるとジェニーちゃんにはカゴの中で待っていてもらい、自分は存分に体を動かして遊んでいました。

なんだか無駄に身体能力が高かったので、よく年上の男の子と飛んだり跳ねたり塀の上を走っていた記憶があります。(へいマン)

 

そんな中、すぐ近くに住んでいた1歳上の男の子は私の家に来て私と2人きりの時だけジェニーちゃんを愛でていました。(彼の兄が一緒にいる時にはモグラ叩きのオモチャやキン消しでよく遊んでいた)

彼がジェニーちゃんの事をどう好きだったのかは今はもう分かりませんが、その男の子の中にも恐らく「可愛い物を愛でたい」という感情があったのではないかと思います。

 

その子にとっても、わたしにとっても、私のジェニーちゃんは「自分の外付けの女の子」としてとても大事な存在だったのではないかと感じます。

 

【ちょっとジェニーちゃんの話をしても良いですか?】

 

ジェニーちゃんはリカちゃんよりも大人っぽく、顔のバランスが激烈に好みです。
海外のバービーちゃん人形は逆に、大人過ぎる&ビビットなカラーであまり親しみが湧きませんでした。

ある時、近所の女の子と「ジェニー・リカ論争」が巻き起こり、少数派のジェニーちゃん組は惨敗だった事もありました。
ジェニーちゃんはリカちゃんよりも体が一回り大きいため、リカちゃんユーザーと遊ぶ時には服も靴も小さくて入らなくて借りられないし、リカちゃんハウスのベッドでも余裕で足がはみ出ます。
それでも頑なにジェニー派を守り続けてきた私に、大人になってジェニー神からのご褒美がありました。

「深田恭子様モデルのジェニーちゃん」が発売されたのです。(あの恭子様です)

私が恭子様もジェニーちゃんも両方好きだと知る友人は、そのラインのジェニーちゃんを私にプレゼントしてくれました。

それは鼻血が出る程嬉しかったけれど、今はもう持ち歩くことはありません。
「外付けの女の子」を持ち歩かなくて良くなったのは、いつ頃からなのでしょうか?

あなたは「幼少期にいつも一緒だった宝物」と、いつお別れをしましたか?
それにはどういう意味があったでしょうか?

 

さて、ジェニーちゃんを愛でていた私に7歳年下の妹ができました。

私の人生は激変し…しかし妹にも変化が!!

 

そんな訳で、次回「ほぼ妹の下僕」に続きます。

以上、先程バナナを1本食べたワンタケがお送りしました!

 

~第1話はこちらから~

 

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