長期休みが終わり登校すると、驚きの光景が!?【悪意と無関心に囲まれた日々⑰】 by ちくまサラ

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いじめの初日に、私をのけ者にした女子たち(③話参照)が

普通に話しかけてきたのです。

 

それどころか…

 

 

同じグループだった子(②話参照)も話しかけてきました。

他の子にするのと同じように、私にもプリクラを渡してきたのです。

 

 

「うちらはいじめてないから」と言ってきた2人(⑪話参照)はもちろん

私とナミちゃんの立ち話を覗いてた人達(④話参照)も

休み前にあんなことがあったA本さんとB崎さんですら、

 

まるで最初から何もなかったかのように、私に接してきました。

 

 

私は大混乱でした。

「今まであんなに酷いことをしてきたくせに、ふざけるな」という怒りもありました。

 

でも、それ以上に私は…

 

 

 

無視されなくなった、仲間外れにされなくなったことが、物凄く嬉しかった。

 

「私のことをいじめたあんたたちと仲良くなるなんて、こっちから願い下げだ!」

と言えればカッコイイんでしょうけど、私はそこまで強くなかった。

 

“いじめが終わった”

その事実が、喜びが、戸惑いや混乱や怒りよりも、はるかに勝っていたのでした。

 

 

始まりのキッカケは、私の手紙がクラス中に回し読みされたからだろうけど、一番最初に同じグループだった2人にハブられたキッカケはいまだに分かりません。

 

終わりのキッカケは、強いて言えば「冬休み」なんだろうけど…

キッカケというよりは、なあなあになって終わったという印象でした。

 

 

いじめが終わってしはらく経ってから、

私は母から呼び止められました。

 

そして、驚きの事実を知ることになるのです。

 

 

続きます。

 

~第1話はこちらから~

 

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