夜の公園で子供が遊んでいても気にしなかったAちゃんママの変化とその後【娘の友達は放置子かもしれない⑧～最終話～】 by あん子

「そうだよ。受験したの！

私、頭がよくないから

全然自信はなかったんだけれど

運良く受かって。」

 

 

 

「て言うか、そんな驚く？

うん、まぁ、そうだよね。この歳で再び勉強なんて…って思うよね。

でもさ、あん子ちゃんと出会って

社会福祉士の人を紹介してくれたじゃん？

その人と話してみて

もう一度、人生をしっかり見つめなおしてみよう！って思ったんだ。」

 

思わず私は、

「すごいよ！！カッコいい！

歳なんて関係ないよ！

学び続けることって大切だと私も思う！」

と頷きました。

 

詳しく聞くと

私の知り合いの社会福祉士の人の話を何気なくした時

 

母子家庭や父子家庭で支援を受けながら

就業に有利になるよう

学校で学んで資格がとれることに興味を持ち

ステップアップしていきたいと考えたそうです。

 

 

 

「周りは、幸せそうで

私だけ1人、孤独でポツンと取り残されてるような感じで

今思えば、もっと周りに甘えてよかったんだって思うの。

娘にも寂しい思いをさせて悪いことをした。

過ぎたことは、取り返せないけれど

これからは、その分、Aとお兄ちゃんのことを大切に育てていきたい。

もちろん、私も幸せになれるように

まずは、生活が安定するよう努力するよ。

それから支援を受けた分、社会に貢献できるように頑張る。

 

自分の人生を自分で選択して

道を広げていく。それが実現できるなら嬉しいじゃない？

ごめんね。話が長くなったけれど

娘たちは今、じいじとばあばに預けてるから、もう帰らないと。

これから引越し作業や学校や仕事であんまり会えなくなるから

ありがとうって一言、言いたくて。」

 

「こちらこそだよ！何かあったらすぐに連絡してね。力になれることは、協力するよ。」

 

「うん。ありがとう。」

そう言って帰っていく

 

 

 

 

 

 

AちゃんもAちゃんママも幸せそうにしていました。

 

自分もAちゃんママに負けないくらい

目標を持って自分の人生とこれから向き合っていきたいと感じた出来事でもありました。

最後まで読んでくださりありがとうございました！

 

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