我が家の場合は…【奨学金でしくじった…?!④】 by きたぷりん
奨学金でしくじった…⁉その④です。
次男の発言について思いのほか反響が大きかったので補足を書いておきます。
親の立場、子の立場、意見はいろいろあるとは思います。私は親の大変さや気持ちは今はまだ本当にはわからないと思っています。私自身、高校時代が反抗期で親をもっと困らせていましたが、親の大変さやありがたみがわかったのは一人暮らししてから、そして自分が家庭を持ち親になってからでした。
現在、私たち親は親で頑張ってる気持ちはあるし、実は三人の中で次男が一番その状況を把握していると思います。把握をしてるからこそ志望も変えていったし、最終的に受験したのは3校で、そのうちの私立は奨学金を使っても意味があると次男自身が納得の上でした。
納得はしていても金銭的には大きな負担。
国立がダメだった時に、私立A大と国立B大のどちらに行きたいのか再度次男に意思確認をしました。お金のことを考えると、もちろん国立、もし考えなければ・・・
私立A大を国立の滑り止めと考えていて、第一志望が国立だったら…そのまま浪人してもらうつもりでしたが、次男の答えは私立A大。
行きたいのに辞めさせることはできません。我が家は次男進学を応援することにしました。
ただ次男を取り巻く実際の世界ではまた違います。
奨学金受給者は大学進学者の二人に一人という統計も見たりもしますが、次男の周りにはあまりいません。高校のクラスで同じ進学前奨学金に申し込んだのは、次男によると3人。
なぜそれを知っているかというと…
もともと奨学金は借金だからなるべく避けたいと言っていた次男は、この件で余計に奨学金を受けてる自分は恥ずかしいという思いが強くなったように感じます。
友人関係の中には奨学金は誰もいないようです。
受験が終わり単発バイトを探してる時も
「みんなすごいねー」くらいの感想しか言い合いませんでしたが、数十万ポンと子供に渡す家庭がある中、次男の中で「なんでオレだけは…」という気持ちが起こっても不思議じゃないと思います。
次男の時代は小さい頃からゲーム機やゲームソフト、スマホを持ってるか持ってないかということをはじめとして、さまざまなシーンでふるいにかけられてる気がします。親が思っている以上に格差社会という過酷な中に生きてるのかも…と思います。
だから、あの時の言葉はあってもしょうがないかなと受け止めています。あれが日常だったらさすがに怒るけどね!
そうではない非日常だったから、ここにも書いておこうと思ったのでした。
あの言葉の1件は我が家はラインで終えています。
今の我が家はこれで十分です。
奨学金は家庭の状況でいろんな借り方があるように、様々な方からの様々な意見があって当たり前だと思います。
我が家は我が家なりに精一杯やるだけです。
ここに書く時も、我が家ではこうですという書き方しかできません。
これからも、ああこんな家庭もあるんだなくらいに思ってくださるとうれしいです。
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