夫は連れ戻しに来たけれど…【子供の夜泣き中、夫の一言で実家に帰った話 後編】by 鶏岡みのり

   

娘(ちり子)の夜泣き中に夫が放った一言により実家に帰ることにした私。

発言内容をまだご存知ない方は前編をご覧ください。

この後編では、その後の夫の様子やちり子の夜泣きが軽減した方法を書いていきたいと思います。

 

【帰らない宣言】

とりあえず夫が仕事に行っている間に実家へ。

夜、いつも仕事終わりに電話をよこす夫から着信が。

 

夫「今から帰るよ~。みのりんは何してるの?」

 

悪びれる様子ゼロです。

 

私「実家にいるよ。」

夫「え!?

私「あの家にいると、ちり子の泣き声で文句言われるから。」

夫「え・・・えっと(私の怒りに気付いた様子)。朝のは、だって上の階の人がドンドンしてたから・・・えぇと・・・」

私「夜泣きがなおったら帰るね」

夫「で、でも・・・。」

帰ってやるものか。

 

夫「ちょっと待ってよ、今から行くよ」

私「もう遅いから来んでよろしい」

はっきり覚えていませんが既に夜の9時か10時だったので、来られても困るので断りました。

結局来ましたけど。

ちなみに私の実家は車で1時間ほどの距離です。

言い訳がましい。

 

しかし、この「寝起きで頭働いてない」は実は夫にはよくあることでした。

低血圧なのかどうかわかりませんが、夫は本当に寝起きの様子がおかしい。

「仮眠するから1時間後に起こして」と頼んできたくせに、起こすと「なんで起こすの?」と言われたり。

めんどくさいので夫を起こす作業は新婚の頃以来、全て拒否しています。

帰るコールの電話で悪びれる様子がなかったのも、本気で朝のことを忘れていたからなのでした。

朝は、上の階からの床ドンに対処することしか考えられず、私を気遣うところまで頭が回らなかった、本当にごめん、とのこと。

 

とはいえ低血圧だろうと、腹が立つものは腹が立ちます。

私「次、無神経なこと言ったらもう許さないから(怒)。寝起きとか関係なく」

夫「はい」


 

【いちおう仲直りはしたものの・・・】

謝って連れ戻しに来た夫ではありましたが、実家の方が何かと助かるというと「じゃあまだ(実家に)お邪魔しとく?」とあっさり。

ケンカして帰られるのはイヤだけど、楽しく実家に帰省されるのは全然いいらしい。

結局、戻ったのは1ヶ月後でした。

もうちょっと長く実家にいたい気もしましたが、夫の実家に子供の顔を見せに行ったり用事もあったのでとりあえず戻ることに。

 

私とちり子がいない間は、夫はごく簡単な料理をして夕飯を済ませたり、洗濯だけは全然できないので義母に頼んだり機嫌良く過ごしていた様子です。

テレビ台の上にあったはずのテレビがこたつの上に移動されていました。

一体何をしていたのか。

 

【子育て中の母は繊細?】

フォローしたいわけではありませんが、普段の夫は無神経なことを言う人ではありませんでした。

いつもありがとう、のような労いの言葉もたまには言っていたように思います。

しかし、「上の階の人が怒ってるから部屋にこもってろ」の言葉で全て吹っ飛んでしまいました

普段の夫の様子なんてすっかり忘れてました。

子育てに疲弊中の私は繊細になっており、良い言葉より悪い言葉の方がグサッと刺さりやすく、無性に腹が立ちました。

世のお父さん達も気を付けてほしいものです。


【ちり子の夜泣きが軽減した方法】

実家から戻ってからも夜泣きはあまり変わりませんでした。

上の階からの壁ドンは、窓に近づかないようにはしていたので2回目はなかったと思います。

 

そんな中、しばらくするとあることに気付きました。

夜泣きをしない、もしくは泣いても大したことない日は天気が悪いということに。

天気が悪いと日差しが弱いですよね。

太陽の光がない方が良いのかと思って寝室のカーテンを厚くしてみました(別の部屋から調達した)が、変化はありませんでした。

というか太陽が上がる前にも夜泣きはあるので、日差しが関係ないのは当たり前でした!(気づくのが遅い)

次に、湿度が要因では?ということに。

天気が悪いと湿度が高いので喉が渇きづらい。

 

ちり子は水分を欲しているのでは?

 

ちり子は夜中に泣き出すとすぐに母乳を飲みます。

そのまま飲んで寝てくれたら良いのですが、寝ないとそのまま夜泣きがスタートします。

母乳を飲んでいるのであまり水分のことは考えていませんでした。

湿度を高めるためにちり子の近くには湿ったタオルを配備。

泣きだしたらまずストローマグで水を飲ませることにしました。

この効果が出て、夜泣きがだいぶ軽減しました。

 

ちり子の場合ですが、この方法が良かったです。

 

ちなみに1ヶ月間の帰省後、夫とケンカして実家に帰る・・・というのは一度もありません。

とはいえ、細かくイラッとすることはあるんですけどね。

 

作者:鶏岡みのりさん
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