苦手だった役員ママのいいところ【PTA役員になっちゃった私⑧】 by 林山キネマ

   

こんにちは!幼稚園で役員になっちゃった時のことを書いてます。

役員の仕事のなかでかなり大変だった「夕涼み会」は、正午から集まって飾りつけをして、盆踊りをして夏祭りのようなお店やゲームをやる行事です。

 

【縁日で買えば高いキャラクターお面】

多くの子供が一度は欲しがりますよね。

 

 

キャラクターのお面は軽く、かさばらず、食品の様に傷んだりしないので管理や準備がとても楽なんです。しかも利益率が良かったのでこれは力を入れて売りたいということに。

担当になっている役員さんが私の所に相談に来ました。なぜなら、キャラクターの人気の具合をよく知っていたからです(当時園児とたくさん遊んでましたからね)。少しでもいい結果が出るようにと、女の子のママと男の子のママ、いろいろ聞いて回りました。

 

【練りに練って決まったあとで…】

あとは注文書を送るだけ、という段階になり…

「発注をしますね」と確認を取りに行った役員さんに対し、マヌカンさんは「面倒なことは考えずに全部のキャラクター同じ数でいい」と注文書を書き換えてしまったそうです。

その結果…売れ具合にムラが出て「足りない」「欲しいの買えなかった」と言われただけでなく…不人気のものがずっと売れ残りました。

 

【とうとう店じまいの時間になり…】

人によっては、こういうことが起きたとき「知らない」と逃げてしまう人もいるんじゃないでしょうか?

前回の件ですっかり信用しなくなっていたマヌカンさんは、責任を持つつもりなんてないだろうと思っていました。

でもマヌカンさん、この時に残ったお面を閉会直前に買い取っていました

過去に売れ残ったお面はそのまま翌年の在庫にしていたこともあったし、絶対に買い取らないといけない決まりもありません。もちろん彼女もその事を知っているし、強制的に買い取らせたわけでもありません。マヌカンさんは誰かのせいにして文句を言うことなく、あっけらかんとして「いい記念になったわー!」と笑いました。その辺りはちょっとえらいなと思いました。


普段マヌカンさんは自他ともに認める、超が付くほどの倹約家です。彼女なりの誠意だったのかもしれません。もともとお面を買う予定はなかったそうですが…マヌカンさんのお子さん達は、ひとり一枚ずつキャラクターのお面をつけて楽しそうにしていました。

 

このようにして無事に開催時間をむかえ、保護者みんなで片づけをしました。子供たちのかわいい笑顔が見られ楽しかったけど、役員は大変だった「夕涼み会」は閉会となりました。

しかし、閉会しても役員の仕事はまだ残っていたのです。

それは…次回のエピソードに続きます。

それが無事にすまないと…なんと!うちに帰ることが許されないのです。

 

うちに帰ることのできない「それ」とは一体…?

 

☆次回に続きます

 

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