皆さんは、赤ちゃんにどれくらいの頻度で言葉がけをしていますか?
言葉がけの大切さと、遊びの中で自然に言葉がけができる「お人形遊び」について紹介します!
言葉がけは子どもの言葉や心の発達につながります!
親が子どもに効果的な言葉がけをすることで、子どもの心の発達やコミュニケーション能力が上がるということが研究で実証されています。
子どもからのアクション(発声や笑いかけ、視線など)に積極的に反応すると、子どもはうれしい気持ちに。その喜びが「もっとしゃべってみよう!」という意欲や、相手の気持ちを想像することにつながったりします。
また、親が使った言葉を聞いて言語を習得することも。
「言葉がけが苦手…」という人には、お人形遊びがおすすめです。親と子どもの1対1の関係のときよりも、お人形が介在することにより「第三者の気持ちを親が代弁する」ことが自然にできるので、より子どもの心がはぐくまれます。
お人形遊びは子どもの 3つの心をはぐくむ!
慶應義塾大学とパイロットインキが共同で2つの研究を、親子110組を対象に実施したところ、人形を使った“ごっこ遊び”は、子どもに3つの効果があることがわかりました。
1.相手とコミュニケーションをとろうとする。
親が人形を使って子どもに話しかけることで、子どももお話ししたい気持ちに。言葉でうまく伝えられない時期でも、身ぶりや視線で相手に自分の気持ちを伝えようとします。
2.ほかの人と自分は「違う考えを持つ」という理解につながる。
1~2才ごろの子どもは、「自分の見たもの、知っているものはほかの人も同じ」と考えてしまいます。ですが、お人形遊びの中で親が人形の気持ちを代弁することで、「メルちゃんはこっちが好きなんだ」など、自分と相手の気持ちが違うということを理解できるようになる足がかりがつかめます。
3.相手を思いやる気持ちが強くなる。
人形が考えていることを共有しようと、自然に気持ちを想像するように。人形の気持ちを想像・理解できるようになると、相手を思いやれる段階につながります。
「おせわだいすきメルちゃん」を使った言葉がけポイント
生活習慣を身につけさせたいときもお人形遊びが効果的です。
日常にお人形遊びを取り入れると、子どもの心が育つだけでなく、楽しく生活習慣を身につけさせることができます。
今回「おせわだいすきメルちゃん」を使った言葉がけポイントをご紹介します。
どんなシーンでどんな言葉がけをすればいいのかチェックしてみてくださ!
おせわだいすきメルちゃんとは?
「おせわだいすきメルちゃん」はミルクを飲ませたり、一緒におふろに入ったりと基本的な“お世話ごっこ”ができます。
・セット内容/ショートヘアメルちゃん(おむつつき)、ワンピース、ミルクびん、ブラシ、ミニブック 価格/3300円 対象年齢/1才6カ月~
◆ねんねの時は
子どもは親にしてもらったことをまねするのが大好き。就寝時間になっても遊びたがるときは、「メルちゃんのことトントンしてあげて」などと促すとすんなり布団に入ってくれるでしょう。
◆食事の時は
1才を過ぎると、好き嫌いがはっきりしてきたり、食事をとりたがらないことも。そんなときは、メルちゃんを使って「いっぱい食べたね。おいしかったって」などと話しかけて。食べるとメルちゃんが喜んでくれるという想像ができると、うれしくて積極的に食べてくれることも。
◆遊びの時は
メルちゃんのお世話をしながら、親がメルちゃんの気持ちを代弁することで、子どももメルちゃんの気持ちを想像するように。それにより、相手の気持ちを理解できる優しい心がはぐくまれます。
◆執筆者
皆川泰代先生
(慶應義塾大学 文学部 赤ちゃんラボ主宰)
赤ちゃんや子どもの言葉の発達、認知能力に伴う脳機能の発達を研究している先生。
赤ちゃんと子どもの脳と心の専門家です。
人気ブロガーのメルちゃん体験レポート!
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