1人っ子、垂涎の夏!【2人目なんて、絶対ムリよ? ⑩】 by ワンタケ

   

こんにちは。ワンタケともうします。当方、38歳、卵が大好きな主婦です。同い年の夫と2歳の愉快なムスコと3人暮らしをしております。

この連載の大きなテーマは、「2人目なんて、絶対ムリよ?」となります。「子供を3人産め~!」的な発言まで飛び出す少子化の国ジャパンで、「1人っ子育児でも胸を張って堂々と生きて行きたい!」をモットーに、産んでない人も、沢山産んでる人も、みんなが生きやすい世の中だと良いな~と思いながらこの連載を進めて行きたいと思っております。

前回の9回目は、「振り返れば奴がいる~奴とは産前の自分~」でした。少女期・妊娠期・抱っこ紐期と、育児を経ていろんな人と過去の自分を重ね合わせるようになれたことが嬉しいな~というお話と、「赤ちゃん先生」というプログラムについてでした。

今回は「1人っ子、垂涎の夏!」です。活発に動きまわり、おしゃべりするようになってきた2歳半のムスコの夏の収穫とは?それではどうぞ~^^

以上、「1人っ子、垂涎の夏!」でした!

 

【1日お兄ちゃん】

1人っ子×1人っ子の融合により、いつもの場所も格別に楽しめた夏休みとなりました。ムスコがぼーっと立っているだけで「今日の弟、この子に決めた!」とばかりに、他の家のお兄ちゃんが手取り足取り遊んでくれるのを眺めていると、とても幸せな気持ちになりました。

何をどう頑張ってもなかなかムスコに「お兄ちゃん」を作ってあげることはできそうにないので、「1日お兄ちゃん」はとても尊い存在です。普段過疎っている遊び場にもたくさんの子どもが溢れていたので、多くの機会に恵まれてムスコも私もホクホクな夏となりました。そんな「1日お兄ちゃんシステム」のポイントを3つにまとめてみました☆

①センパイ風を求めて奔走!

年下の子が年上の子に遊んでもらうのが楽しいのはモチロンのこと、年上の子が年下と遊んであげる楽しさもまたあるもの。成長の一過程に置いて、「センパイ風を吹かせたい!」という時期ってあるものですよね。

私の幼少期も近所のお兄ちゃんお姉ちゃんのセンパイ風がビュービューだったものですが、現住居付近にはこどものコミュニティが皆無なので、センパイ風を求めて日々さすらうムスコと私なのでした。

安定供給を望むなら、夏休みは学童に通う小学生も多いので、学童をやっている児童館なんかも手のようです。児童館で出会った4人兄弟のママが「ここに来れば小学生がいっぱい可愛がってくれるから最高よ~!」と言っていた事もありましたが、私はどちらかというと商業施設の遊び場派であります。一期一会がなんか気楽なので^^

②目に見える成長と注意点

親は子供の成長に合わせて遊んであげる事がほとんどですが、「1日お兄ちゃん」は違います。あくまで自分のペースで来るパターンが多いのです。

その恩恵として、普段と違うスピード感で会話や遊びをするために、目に見える成長が期待できます。「そんな受け答えもできたのか!」「あんなことまでできるんだ!」と新しい発見がザックザク。「1日お兄ちゃん」に遊んでもらった次の日に一児保育に行った際に「ムスコ君、また急におしゃべりが上手になりましたね!」と先生に驚かれたこともありました。

ただし、自分に無理目な動きに挑戦し始めるなど、なんでもかんでも「1日お兄ちゃん」の真似をし始めるので、その点は注意が必要です。

③ただし目を離すのは禁物!

当たり前と言えば当たり前ですが、いくら遊んでくれる子がいても目を離すのは禁物です。あくまでも母親の責任下で遊んでもらっているのだから、遊んでくれている子も最後まで嫌な思いをしないように見ていなくてはいけません。

万が一自分の子が怪我をしても「ちゃんと見てたよ~キミは悪くないよ~遊んでくれてありがとうね~」と言えると良いなと思っています。

ムスコは今おおよそ2歳半ですが、もっと成長したら、同じ年頃の子とじっくり遊ぶのもすごく勉強になるでしょうし、もっともっと成長してゆくゆくは「1日お兄ちゃん」側になり、小さい子と遊んであげる力も身に付けられたら最高だな~と思っています。

私自身も7歳までは1人っ子だったのでデパートなんかで出会った「1日お姉ちゃん」に遊んでもらうのがとても楽しかったのを覚えています。本当の兄弟のように取っ組み合いのマジ喧嘩こそありませんが、ちいさな感情のやりとりを経て「またどこかで会えたら良いな」と思える人ができたなら、それだけでウキウキウォッチングではないでしょうか。

【1人っ子のムスコ】

1人っ子のムスコにとって、とても貴重な夏休みを過ごすことができたと思います。これからも子供の出入りが多い場所を頻繁に利用して、歳が近い子・離れている子とのコミュニケーションを楽しんでもらいたいなという気持ちが一層強くなりました。

こんな偉そうなことを言っておいて、自分自身は数える程しか友人はいませんが。ママ友1人もいませんが。敢えて堂々と言います。ムスコよ、コミュニケーションを楽しめ!ママは人間全然得意じゃないけどな!!!!!!

というワケで今回は以上です。次回「1人っ子のムスコに一番申し訳ないこと」をお楽しみに!

以上、「お腹空いたね、うどん食べたいね!」とムスコに言われ、いそいそとうどんを出したところ、案の定うどんを1本も食べないムスコに「キェ~!」ってなったワンタケがお送りしました^^


◆今までのお話

2人目なんて、絶対ムリよ?シリーズ
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~作者:ワンタケさん~
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