先生の話が堪えられない…!3歳の息子の手術を辞めたいと思った出来事【親子で心臓病でした。⑨】 by きたぷりん
◆前回のお話
次男が入院している間、他の子供達はどうしていたかというと…【親子で心臓病でした。⑧】
今回は手術の説明について書いておきます。
私と次男の手術の仕方は違いました。
【私の場合は…】
肋骨(胸骨かな?)詳しくは当時聞いてないのですみません…。
骨を切って、心臓を縫って、再度切った骨を元どおりにする…。
外科手術の先生ってほんとすごいと思う…!
今でもレントゲンを撮ると、骨を繋いである金属が濃く白く映るので
あー何か入ってるなってわかります。
まあでも、空港でピンポンってなるわけでもないし、MRIも受けられるし、
レントゲンの時くらいしか意識はしません。
【次男の場合は…】
骨を切らずに、肋骨を持ち上げ下からの手術!
成長した今も手術痕は肋骨の一番下あたりから上へ10㎝ほどと小さく
水着になっても目線の範囲から外れてるので
パッと見、気づかないかもしれないくらいです。
【入院手術の説明】
入院手術に関しては、この他にもたくさんの説明を受けます。
そして
心臓手術では、穴を塞ぐだけでなく、
心臓に流れる血液を体の外に出し、人工心肺を使い体に戻します。
そういったことから
危険性や合併症の種類がきちんと説明されます。
人工心肺使用後の溶血に使うものとして、
特定生物由来製品という説明書・同意書もあります。
さらに、出血が多い場合や
循環している血液の量が低下した場合などは
輸血となるので、輸血の説明も受けます。
だんだんキャパオーバー…。
もちろん危険性の話なので、必ずしもそうなる訳ではない…
でもひょっとしたら、自分の息子がそうならないとも限らない。
そうなった時の覚悟だけは…
…
やっぱり無理ー!もう辞めて帰ろうーって気分でした。
とにかく手術がうまくいくことを祈るばかり…。
ちなみにこの時の手術の説明書を今見ると、
予定してある治療…直接閉鎖・パッチ閉鎖
と書いてあります(孔の大きさで変わるため閉鎖方法が二つ書いてあります)
そして代替え可能な治療の欄に
「カテーテルを用いた閉鎖」とあり、それについては
「日本ではまだ施行できない」と書かれてありました。
この「カテーテルを用いた閉鎖」は
当時、海外ではすでに行われていて日本での認可はされていませんでした。
次男の手術の2年後、2005年に心房中隔欠損閉鎖セットが輸入承認、
そしてその翌年の2006年に健康保険適用となり
現在では手術とならんで行われている割と新しい治療法です。
私の母の心筋梗塞の治療も、やはりカテーテルを使った治療でした。
それはそれでリスクはそれなりにあるのかもしれませんが、
人工心肺を使うこともなく、骨を切ることもなく、手術痕もなく、
ということは入院期間も短くできるというのは
当時はできないことだったことですから!
医療の進歩ってものすごいなって思います。
ひょっとしたら手術前の危険性を聞いても
怖くない時代も来るのかもしれませんね。
続く
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