帰宅した母が見たありえない惨状【さやけんクッキング①】 by さやけん

   

こんにちは。さやけんです。

わたくし、女として生まれてきたものの
「お菓子作り」なんてかわいらしい趣味には一切興味なし!

料理をするために、キッチンに立つ

ということに全く縁のない子ども時代を過ごしました。

ところが中学生になった頃、
女友達がこぞって楽しそうに始めた行事…

「バレンタインの友チョコ交換!」

なんだかおもしろそうだぞ。
うわさでは簡単らしいし、私もやってみようかな?

と、うっかり血迷ったことを考えてしまったのです…

そしてこの手で生み出したもの
それは…

お煎餅のように固く平たくなったガトーショコラ(だったはずのもの)。

仕事から帰宅してその惨状をみた母は、ぶつけようのないあらゆる感情でいっぱいになったそう。
(レシピ見ながら作って、どうやったらこんなになんねん!)

そんなわけで、もう一度材料を買いに走り、
母の目の前で再度、ガトーショコラ作りをさせられることになりました。

もう、ほんの少し手を動かすだけでも
怒るのなんの。

本当に作ろうと思ったことを後悔しましたね…。

チョコを溶かすところまではよかった。

でも、ツノ?ツノが立つまでってなぁに?
こんなもの?(ぷにゅっ)

「そんなものツノっていわない!ツノっていうのは、ピンと立ってそのままへたったりしない!(怒)」

つぎに薄力粉をふるいにかける…

その時の様子を見た母は、もはや言葉を失いました。

まさかこぶしに握って天高く振り上げ、そのまま力強くボウルに振り入れるとは…!!

こんなこともあろうかと(ここまでとは思っていなかった)
多めに買ってきた材料で、再び一から口うるさくレクチャーされつつ無事にできたガトーショコラは、

何食わぬ顔で友達に配ることができたのでした…

つづく…。

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