私の見た因果応報 いじめっ子園児のその後【地獄のカオス幼稚園⑧】 by 鶏岡みのり

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【いじめっ子のリーダー格】

幼稚園の時のいじめっ子たちの中には、リーダー格がいました。

それが、この女の子、ジャガ原(もちろん仮名)です。

回想

幼稚園の雰囲気が違いすぎて、秒速で帰りたい!【地獄のカオス幼稚園②】より

 

私が体験した幼稚園のいじめ【地獄のカオス幼稚園③】より

 

いじめのシーンには、何気にこのジャガ原を描いていました。

そんなリーダー格の子でしたが、小学校に入るとずっとクラスが違ったので顔を見ることもなくなっていました。

しかし、高学年で再び同じクラスに。

 

【再会】

再び同じクラスになったジャガ原。

成長したジャガ原はというと・・・。

 

やっぱりリーダーだった。

 

学級委員とか、体育の時間のバスケチームのリーダーとか、班長とか、そういう役割を決める時にはよく選ばれているような子でした。

 

が、問題は性格

あの完全ないじめっ子気質の性格ですよ。

それが、どうなったのかというと・・・。

 

普通になってた。

 

なぜかお互いの呼び方を決めた記憶がありますが、仲が良くなったわけではありません。

ジャガ原は目立つタイプでしたが私は地味。ぜんぜん別のグループでした。

 

目立つタイプの中には私のような地味な存在を見下す子もいたりしますが、ジャガ原は全然そんなことありませんでした。

といっても特別に性格が良い印象はなく、普通。

それでも幼稚園の時と比べたら劇的変化です。

あんなにいじめっ子だったジャガ原がどうして変わったのか。

単に、成長したからなのか。

カオス幼稚園の毒素が抜けただけなのか。

 

ある日、その理由の一端(になったかもしれないこと)を知るのでした。

 

【作文の発表で・・・】

書いた作文を発表する授業がありました。

そして、ジャガ原の番になり・・・。

 

え、そうなの!?

 

私が全然知らない間に、いじめられていたらしい。

「少し」と言っていたので、ひどいものではないと思いますが。

ここのインパクトが強すぎて、結局どういう作文だったのかは忘れてしまいましたが、すごく驚いたことを覚えています。

 

それを聞いた私は、当時まだ子供だったのもあり・・・

まぁ、そう思うわな。

 

バチが当たるとか、そういう因果応報ってあるんだなと感じた出来事でした。

ちなみに、幼稚園時代のことを根に持っていたわけではありません。作文を聞くまでは幼稚園のことなんて全然考えていませんでした。

 

ハッキリ書いておきたいのですが、いじめっ子にはバチが当たれ!とか、いじめられる側になれ!なんて思ってないです。

あくまで私とジャガ原のようなケースの場合ですが、必要なのはいじめをやめたり反省する機会だと思います。

例えば、先生や親に叱られるのもその機会でしょう。

仲の良いお友達が転校して、そこから思うところがあっていじめをやめるとか、そんなんでもいいと思います。

私はいじめのことを誰にも相談しなかったので、幼稚園の時のジャガ原は叱られることもなく、反省する機会がなかったのかもしれません。

 

それにしても、あのジャガ原をいじめていた子っていったいどんな子だったのだろう。

いじめられていた状態から、再びバリバリのリーダー格になったジャガ原は、普通にすごいと思います。

 

【あの人は・・・】

次回はあの人の、その後のお話です。

 

カオス幼稚園の極悪先生、鬼美。

 

続きます。

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