初めて知った子育ての現実【保育園どこにしようかな?④】 by irakoir

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【誰もいない…?】

返事がありません。

子どもの施設なのに、とても静かです。

 

「あれ?訪問時間を間違ったかな?」

…と手帳を確認しましたが、時間通りでした。

 

しばらく門の前でボーッと待っていると、

「すみませーーーーーん!」

遠くから声がしました。

 

振り返ると…

 

女性と子どもたちがやってきました。

 

「すみません、遅れてしまって。

外遊びに行っていたので…」

と話しかけられました。

この保育園の先生のようです。

 

片手に2歳くらいの子を抱き、

片手でベビーカーを押していました。

そして、周りには3歳から5歳くらいの子たちが5人。

皆で仲良く手を繋いでいました。

 

【子育ての現実を目の当たりにして…】

先生はひとりで7人の子どもを見ていました。

 

保育施設では、法令で先生ひとりあたりで

何人の子を見るという決まりがあると思います。

ただ、私はそこに詳しくないので

この人数が適正なのかはわかりませんが、

私には先生が

大家族のお母さんに見えました。

先生は「ちょっと待っててくださいね」と言って、

子どもたちの靴を脱がせたり、

手洗いを促したりし始めました。

とにかくバタバタの大忙し!

 

ベビーカーに乗っていた赤ちゃんは

とても大人しかったので、

ちょっと置いておかれていました。

複数子どもがいたら、

外出先から戻った後はちょっとした戦場になりますよね。

初めて子育ての現実を見て、

「子どものお世話って本当に大変なんだ…」

と実感したのでした。

○つづく○

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