入院3日目、新たな困難を迎える！【やっと熱が下がったと思ったら…今度は！？「中耳炎だと思っていたら「気管支炎」と「突発」を併発して入院になってしまったお話⑥】 by リコロコ

 

【入院2日目】

翌日は金曜日でした。

たまたま金土と連休だったパパ。

朝イチで子どもたちと一緒に来てくれました。

そして一旦ここで交代。

パパにサンちゃんのお世話はバトンタッチして一時帰宅。

上二人のイッちゃんニイくんを連れてお家へ戻りました。

シャワーを浴び、今後まだ何日入院になるかわからないので

着替えや洗顔などの生活用品をひとまとめに。

 

 

一時帰宅と行っても、ゆっくりはしていられません。

離乳食は出るとはいえ、調子の悪い今はほとんどおっぱいが食事のサンちゃん。

用意が済んだら急いで戻らならければなりません！

 

そして大事な私の「食糧！」

サンちゃんには病院から食事が出ますが、出てくるのは離乳食が日に2回。

私はただの付き添いなので、なし！

その都度売店へ買いにいかなければなりません。

ですが、子ども一人残してベッドを離れることは許されていませんので

買いに行くタイミングが全然ありません。

大量のパンやおにぎりを買い、荷物をまとめてまた病院へ戻りました。

そしてパパと交代。

病室に入れないし、ママはまたいなくなっちゃうしと別れ際に泣きじゃくる上二人。

 

 

入院してるサンちゃんと平和に過ごしていましたが、家ではカオス状態のパパと子どもたち。

入院は、家で待ってる家族たちにとっても大変です…。

しばしの休息なんて言ってられない…早くよくなってもらって早く帰らないと！

 

サンちゃんはというと寝てばっか。

昨日の午後に入院して、翌日のお昼には熱も少しよくなりました。

昨日は40℃以上あったので呼吸すら辛そうでしたが、38℃台でもだいぶ楽そうになりました。

しかも鼻が詰まっていたので常に口を開けていて、とめどなくよだれが垂れていたのもピタッととまりました。

目に見えて回復に向かっている！

目に見えてよくなっているのですが…

 

 

目に見えて顔がパンパンっ！！

 

とにかく目が腫れていてほぼ開いてない状態。

薬の影響なのか、なんなのか…

聞きたかったのですが、なぜかこの日は回診がなく先生に会えず…

結果から言うと、主治医には最初の挨拶の時以外に会えずでした。

元々あった中耳炎の様子も知りたいし、熱が下がってきて、目が腫れていることについても知りたかったのですが…

心配ない症状だからだったのかもしれませんが、状況が知れないのは不安でした。

（＊後に聞いたら点滴による浮腫みだそうです。）

 

ともあれ、病院にいれば何かあってもすぐに対処してもらえる。

携帯の充電器も持ってこられたし、テレビカードも買えたのでサンちゃんとの入院ライフが快適になりました。

 

【入院3日目】

お熱がすっかり下がりました。

ほっと一安心…てところに、今度は

首からお腹、お尻にかけて一斉に湿疹が出てきました。

ポツポツと赤い湿疹。

 

腫れがあるわけでもなく、痒がる様子もなく…

一気にばぁっと広がった湿疹にびっくりしましたが

私はこの湿疹には見覚えがありました。

お子さんがいる方にはきっとすぐわかると思うのですが、3日ほど続く高熱…

解熱後、全身に広がる湿疹。

 

そう、「突発性発疹」。

「突発」とも呼ばれ、ほとんどの子供が2歳までにかかると言われているウイルス感染症の一つです。

もちろん我が家の上二人もかかり、同じように高熱ののち、発疹。

見る限り、サンちゃんの体に出ているものも、それそのものに見えました。

長引く中耳炎と風邪による気管支炎を起こしてる最中、夜中突然の発熱は突発によるもので、そのタイミングで入院になったのかなと思いました。

 

なので翌日、回診に来た先生に聞いてみました。

「検査してないからわからないけど、見た感じそうだね。」

突発性発疹は、薬のないウイルス感染症。そして解熱して発疹が出始めて、初めてその特徴的な症状から

診断されるそうです。発疹が出てる頃には回復に向かっているので、わざわざ検査はしないそうです。

 

そして、これもママ界隈では有名な説

「突発＝不機嫌病」

発熱中は比較的機嫌がいいのも突発の特徴。

そして発疹が出た後、悪魔でも憑依したかのようにグズグズ虫になるのです…

このタイミングでそれくる？！

ただでさえ、煩わしい点滴の固定、酸素のチューブに濃度系のコードが足についていて、

不自由さにぐずっているのに今突発？！

 

入院3日目…

新たな困難となりましたが、症状は改善に向かってる！

熱も下がり、鼻水も止まり、点滴から薬入れていてあとは点滴を抜いて

内服に切り替えるだけ！

うまくいけば、5日目の月曜日には帰れそうな雰囲気も看護師さんの間で囁かれ始めました。

 

ですが！

最後にもう一つ…

退院に向けて、大きな壁が立ちはだかりました。

 

続きます。

◆今までのお話はこちらから

★中耳炎だと思っていたら｢気管支炎｣と｢突発｣を併発して入院になってしまったお話
★愛犬との不思議な話シリーズ
★ひと夏の騒動、子供たちを襲う小さな悪魔…シリーズ
★静かな地獄の出産レポシリーズ
★1歳6ヶ月健診でひっかかった！余裕こいてた3人目シリーズ

⇒作者：リコロコ
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