アンケートを書いたら帰れると思いきや…気付いてしまった『恐ろしい事実』【金持ちママの秘密 Vol 3】 by あこ
金持ちママの秘密Vol3
前回のあらすじ
N子さんに無理やり連れてこられた場所は、なんと
ねずみ講のセミナー会場
でした。
一通り説明を聞いた私は、意を決して
「これ、ねずみ講だよ。」
とN子さんに告げます。するとN子さんは…
※ホラーコンテンツが含まれます。苦手な方はお戻り下さい。
本編始まります↓
「ねずみ講」というワードを耳にした瞬間、N子さんの表情は一変しました。
そして嘲笑と侮蔑が混じった声でこう言い放ったのです。
「あなたは凡人なの?」─恐らくこう問いかけることで、相手の自尊心やプライドをうまく操作したいのだと思います。
「そんな事ないよ!一緒に頑張ろう!」となるのを狙っているのでしょうか…。
しかしこちらとしては凡人でもニンジンでも結構です。
とにかく一秒でも早く、この場を離れたいのですから。
「あなたは他の人とは違うと思ったのに」
「あなたは頭が良いと思ったのに」
これも先述と同様、マニュアルの一つと思われます。
こう言われて、
「そうだ!私は人とは違う!」
となるかどうかは甚だ疑問ではありますが…
「とにかく帰る!」
と言い張る私に、N子さんは苛立ちを隠しません。
「あなたが帰ると皆に迷惑がかかる」
「私の尊敬している方(Vol2:ヤキソバ男)の顔に泥を塗ってしまう」
怒ったり、人の良心に訴えかけてみたり…
本当にありとあらゆる手段で、
行く手を阻もうとします。
「じゃあせめて(人に迷惑をかけて帰るんだから)アンケートくらい書いてよね」
─とうとう諦めたのか、N子さんに一枚のアンケート用紙を手渡されました。
(アンケートを書いて解放されるならいいか…)
用意されていたボールペンで、書き込もうとしたその時─
私はある恐ろしい事に気が付いてしまったのです。
※次ページに続きます。
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