3人目を産まないことに口出すご婦人は「とある盾」を掲げて自分の主張を押し付ける…【若ければ何を言っても許されるの⁉④~自分の家族計画を押し付ける隣席のご婦人 後編~】 by いずのすずみ

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旦那は叫子さんのパートナーのおじさんと話し込んでいるし、

私が何か一言でも発すると今にもキレて襲ってきそうな叫子さん…。

 

正直、私は不妊を経験していないので、

その辛さは想像をすることはできても理解や共感することはできません。

 

元々夫婦だけで過ごすのも子供が出来てにぎやかに過ごすのも、どちらでも楽しめるだろうと思っていたので、

自分たちのキャパ的にきちんと責任持って育てられるのなら子供の人数にも性別にもこだわりはありませんでした。

 

 

 

不妊に悩む人がどこまで辛いか、

不妊に悩まなかった人に対してどういう感情を抱くのか完全に理解することは出来ないので、

「もしかしたら『どこにぶつけていいか分からない悲しみ』があったのかもしれない…」

と思い何も反論しませんでした。

 

とはいえ…

このお店は決して安い店では無いし、

年に幾度とない夫婦だけで飲みに行くという貴重な機会を他人の事情で台無しにしたくない!!

 

 

旦那も笑顔でいるけれど、

おじさんの機嫌を損ねないように無難に相槌をうちつつ、

どうにか出口を探っているようでした…。

 

 

元々私の行きつけであったこの居酒屋、店主とも仲が良く、

カウンター席で久しぶりに店主とも話しながら飲みの席を楽しむつもりだったのですが、

この日は珍しく人が多くて店主は忙しそう…。

いつもならさっと客同士の間に入ってくれたりするのですが…

そんな間はなさそうです。

 

かと言って強制的に会話を終了して退席しようにも目の前にいる2人が怖すぎる…!

それに頼んだお料理もまだ届いてないのあるし…。

 

そこでまさかの救世主が…

 

 

 

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