インロックで赤ちゃんが閉じ込められた!到着したロードサービス業者が車内を見て叫んだ言葉は…【車の中に赤ちゃん閉じ込めプチ事件③】 by ムチコ
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※このお話は、私の危機管理能力の低さゆえのしくじり話です。反省の念と、注意喚起も込めて、みなさまにお届けしようと決心しました。尚、季節は冬ですが赤ちゃんが車に閉じ込められるシーンがあります、苦手だと思った方は閲覧の中止をおすすめします。
◆今までのお話はこちらから
車の中に閉じ込められ、お腹が空き始めて大泣きする息子。
当然平常心ではいられない。
ロードサービスの鍵屋さんが到着するまで1時間ほどかかると言われて思わず…
『なるべく早く来てもらうと助かります、実は中に赤ちゃんがいて…』
『それは早く助けたいですよね、詳しい到着時間がわかりましたら、再度こちらの携帯番号に連絡します、どうぞお子さんの側にいてくださいね』
呂律が回らないほどパニくっている私にオペレーターの女性は寄り添ってくれ
元々私のミスなのに『早くしろ』的なことを言ってるの自分が一気に恥ずかしくなりました。
電話をきり、保険会社に無事繋がったことを伝えに店員さんのもとへと向かいました。
店員さん『繋がってよかったです、赤ちゃん泣いてます?』
私『はい、ちょうどお腹すいてしまったタイミングで…しかも1時間かかるといわれて』
店員さん『そうなんですね、ほんとうに季節が今(冬)でよかったですね〜赤ちゃんはちょっと泣かせてしまうけど…』
終始冷静沈着な店員さんと内心大焦りのアップアップな私とのコントラストが眩しいほど。
そして『寒いから、これ羽織ってくださいお母さん』
店員さんがスッと渡してくれたのは従業員用?のモコモコの上着でした。
そういえば、少し鼻水がでていたくらいには肌寒かったことを忘れていました。
もしかしたら、その店員さんの私物だったかはわかりませんが、優しさが身に染みて
ウルウル泣きそうになりました。
そうしていると私の携帯に着信が入り、秒の速さでとると…
『お待たせいたしました、現場から近い2社に連絡をとりました。あと10分ほどでそちらに着くかと思います。早く着いた方に鍵を開けてもらってください』
と、大幅に時間が短縮されたことに思わずヨシっと握り拳を握りました。
待っている間、下手に息子の前に顔を出すと余計に泣きが激しくなるので、息子からは見えない位置でずっと見守っていました。
しばらくすると…
先に到着した鍵屋さんらしき車がものすごい勢い(ドリフトするんじゃないかというくらい)で駐車場に入ってきました。
中からおじさまが飛び出てきて、またたくまの速さで解錠を始めました。
その姿はまさに
『スーパーマンだ…』
おじさまの背中がキラキラして見えました。
が…
3分ほどガチャガチャしていると…
おじさま『なぁ…!』
私『はい?』
おじさま『中に赤ちゃんかなんかいる?』
私『はい、中に息子を閉じ込めてしまって…!』
そうなんです、だからあなたは救世主なんです…
と思ったその瞬間…
※次ページに続きます。
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