子どもたち、ごめんね…。頼りにならないお母さん by めめ

   

私はとても不器用で、家事の中でも裁縫とアイロンがけが特に苦手です。

 

【不器用な私が困る事】

裁縫については、子どもたちの入園や小学校入学準備の袋物作りなどは母の友人に作っていただいたり、市販品を購入したりで切り抜けてきたのですが、困るのは日々の繕い物です。

シャツやズボンのちょっとした綻びなど、器用な人ならささっと数分で直してしまうようなものでも私がやるとものすごく時間がかかってしまいます。時間をかけてやるわりには仕上がりはかなりお粗末で、自分でも呆れてしまうほどです。

 

【子どもたちは…】

幼い頃はともかく成長するにつれ私の不器用さに気づき、繕い物などは自分でやるようになってきました。裁縫を覚え始めたばかりの子どもたちがやった方が、私がやるよりも仕上がりがきれいなのです。私がやるとほつれたところが逆に目立ってしまうので子供心に気になっていたのかと思うと申し訳ない気持ちになります。

特に次女は手芸が好きで、リカちゃん人形の服など100円ショップで買った端切れで自分なりに作ったりするのが楽しいようです。

今年から学校でクラブ活動が始まり、お手玉を作るという事でいつもの100円ショップに材料を買いに行きました。端切れを買ってうれしそうにしている次女を見て、不思議な気持ちになりました。

 

【代わりに私が出来ること】

私は小学生の頃から家庭科の授業(当時は男子は技術、女子は家庭科の授業に分かれていました)が苦手で、エプロンに刺しゅうをしたり、フェルトに綿を詰めてマスコットを作ったりしたのですが周りの友達と同じようにできなくてとても憂鬱でした。

自分がそんな調子だったので、子どもたちが学校で手芸を楽しんだり家で人形の服を作ったりしている様子を見て、私に似なくてよかったな、と心から思うのでした。

次女が学校でお手玉を作った時も、家で私に教われないのが分かっているから「ここで覚えるしかない!」と必死に覚えてきたようです。それを思うと情けない限りですが、たくましく育ってくれてありがたいです。

せめて、美味しいごはんを作る(こちらも得意ではありませんが)など、他の事で挽回できるよう頑張りたいと思います。

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作者:めめさん
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