だいごろうの心の悲しい変化【長男が幼稚園で友達にいじわるされた話⑤】by あざみ

   

こんにちは!5歳、3歳、1歳の3兄弟のオカンあざみです。

前回の続きです。

まだの方はこちらからどうぞ↓

①むすこがからかわれたことを知った日

②子どもがうけたいじわるを先生に相談した結果…

③だいごろうが隠していた悲しい事実を知る……

④夫が目の前で見たのは、我が子がイジワルされている瞬間だった

 

幼稚園全体が、この問題を真摯に受け止めてくれて

子ども達を見守ってくれるようになったのだが

 

子どもは、大人の見ていない所を上手に見つけて

自分が怒られないようにイジワルを言う。

 

だけど、いつか分かり合える。

だいごろうの嫌な気持ちが伝わるはず。

そう信じていたのだが

 

ついに、だいごろうの心の中に悲しい変化が起こってしまったのだった。

 

【名前の由来】

だいごろうは私たち夫婦の長男として産まれた。

 

私には、姉が一人いて2人姉妹。

結婚すると夫側の苗字となるので

旧姓の苗字を引き継ぐものは誰もいなくなる。

 

私はあまりそういうことを気にするタイプではないのだが、

お腹に宿った長男の名付けを考えている時

 

オトンがこう言った。

 

 

私の父の名前から一文字もらおう

苗字のかわりに私の父の名前から一文字もらい

産まれてくる長男に名付けよう。

 

私の両親のことも大切にしてくれている

その思いがとても嬉しかった。

 

そして産まれてきた長男に

 

だいごろうと名前が授けられた

「だい」は私の父から

「ごろう」は義父さんからもらって

産まれてきた長男は「だいごろう」と名付けられた。

(「だいごろう」はブログ用なので仮名ですが、

本名もこうやって名付けられました。)

 

それぞれの家族の想いを受け取った素敵な名前。

それがだいごろうの名前の由来だった。

 


【しかし、だいごろうの思いは……】

そんなある日

だいごろうが私に質問してきた。

 

自分の名前の由来を聞いてきた

私は、名前の由来をだいごろうにわかるように説明した。

しかし

 

 

自分の名前がイヤだと言い出した

「だいごろう」って名前が嫌だ。

どうして「だいごろう」なんて名前にしたんだ。

うつむきながらそう言った。

 

とても悲しいことが起こってしまった。

だいごろうは、自分の名前を嫌いになるほど事態は深刻化していた。

 

その時私は、自分を責めた。

どうして、こんなことになるまで何もしてあげられなかったんだろう。

子ども同士で解決……?5歳の子に何ができたというんだろう。

 

だいごろうの気持ちを考えると悲しくて悲しくて、

そして名前の由来である家族のことを考えると辛くてしかたがなかった。

 

 

次回、だいごろうの言葉をオトンに打ち明ける……

その時オトンがとった行動とは。

 

つづく


◆今までのお話

長男が幼稚園で友達にいじわるされた話シリーズ

子連れおでかけは母の修行!?シリーズ

次男こごろうの水いぼ治療記

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作者:あざみさん

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