息子を一刻も早く病院へ…!しかし、さらなる事態に見舞われる?!【子連れ外出でまさかのケガ!私が起こしたしくじり②】 by 宝田くま子

   

暑い日が続き、体の水分が蒸発していく音が聞こえてきそうな今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?

汗をかいても、ちっとも痩せない宝田くま子です。

 

前回、土地勘のないショッピングモールで右往左往したくま子。そして、ちょっと目を離した隙に聞こえた鈍い音。

・・・みなさんのお察しの通り、やらかしました。今回はその音の正体を書いていこうと思います。

では、続きをどうぞ。

 

【目にした光景は】

「ゴンッ!」という鈍い音が私の背中に響き、ハッとして振り向くとそこには

その姿を見た瞬間、背筋がゾワッとし息が止まりそうになりました。
もう頭の中は真っ白で、とにかく抱き上げなければと体が勝手に動いたのを覚えています。

また息が詰まりました。
たかぷーの額が、尋常ではないくらいに赤く腫れ上がっていました。

「これは、もう一大事だ!」と素人目でもわかりました。

「早くどうにかしなきゃ!」「でもどうすれば!?」「いやいや病院だ!」頭の中はグチャグチャです。冷静になろうとしても、腫れ上がる額とたかぷーの泣き叫ぶ声で、どんどんパニックになりました。

ここからはもうほとんど覚えていませんが、とにかく病院だと思い、荷物をまとめるのもそこそこで、たかぷーを担ぎ上げました。

 

【手の震えが止まらずに…】

無我夢中で、ベビーカーと荷物を持ち、たかぷーを抱っこして全力でショッピングモール内を走り、駐車場に停めていた車までたどり着いたのですが、

とにかく手の震えが止まりませんでした。

何度も何度も深呼吸をして、手を叩いたり揉んだりひっぱったり、どうにかスマホを操作しようと必死でした。

幸いにも車で5分の距離に脳神経外科を発見することができ、ひとまずホッとし、やっと車を動かそうとしたその瞬間

 

【さらなる事態がくま子を襲う!】

そうなんです!私、保険証を持ってきていなかったのです。

このことに気づいたとき、もう本日何度目かっていうくらいに、またまた青ざめました。

「えー・・・っと、保険証なくても診察してもらえるの?」

「できるよね?ただ全額負担になるはずだけど・・・」

「え!?全額!!!!!」

などと、ひとり押し問答を繰り返すくま子。

 

なんてこった、どうして朝きちんと荷物を確認しなかったのだろう。そして今さらどうにもならないことを考えだします。

「どうして、あの時たかぷーをベビーカーから降ろしてしまったんだろう」

「もう少し頑張ってベビースペースを探すべきだった」

「一瞬でも目を離さなければよかった」

「そもそも、二人で知らない所に来なければよかった!!!!!」

今は、そんなことどうでもいい!反省する前に病院だ!一刻も早く病院に行かなきゃ!
そしてやっと病院へ向かうことになりました。

自分の不注意で、たかぷーにケガをさせてしまい、パニック中に今度はまさかの保険証がないという事態。もう最悪でした。この時ほど自分の行いを悔いたことはありません。

そして何よりたかぷーのケガの容態は!?そして無事に診察してもらえるのか!?

続きは次回になります。

では。

◆今までのお話

★子連れ外出でまさかのケガ!私が起こしたしくじり

第1話 ゴンッ!という鈍い音が鳴り響き…

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作者:宝田くま子さん

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